ASKAの心に突き刺さるフレーズ5選
最近、ASKAに関する記事がよく読まれているようです。
みんなASKAのニューアルバムを早く聴きたいんですね。涼しい気候とASKAの楽曲との相性が良いせいかも知れません。私も最近、ASKAの曲ばかり聴いています。
ということで、今回は私の心に突き刺さったASKAの珠玉のフレーズを紹介したいと思います。歌詞の意味だけでなく、載せたメロディともマッチした奇跡のフレーズです。
僕は時々寂しかったけど、大人になるともっともっと寂しかった
「草原にソファをおいて」の大サビ部分です。16歳の時から聴いてますが、歳をとる毎に、その通りだなと思い知らされます。寂しかったけどの不安定なメロディから突き抜けるようにサビに向かう様は圧巻。
この指の先でそっと拭き取れるはずの言葉だけど積もり始めたら泣けて仕方ない
「月に近づけば少しはましだろう」のサビの一節。
この曲はもう全てが、前奏の展開が、陰鬱な歌詞が、上がり下がりするサビが、吠えるような歌声が、間奏のギターのリフが、心を揺さぶるのですが、特にこのフレーズを抜き出してみました。何気ない一言が、いつも聞いている一言が、今日に限って心をかき乱す時ってあるでしょう。自分でも何故だか分からないんだけど、心が沈んでいく時。そんな時にこの曲を聴くのです。呆然とします。気がつくと知らない場所にいたりします。それくらい心を持って行かれる曲です。
ずるいよ 君から去ったくせに こんな時だけ呼び出して
「MIDNIGHT 2 CALL」のサビ。
まるで一本の映画を観ているように、さまざまな情景が浮かんでくる名バラード。若い頃はこんな恋愛あるんだろうかと思ってましたが、最近大人の女性と恋愛の話をしてると、本当にこういう女性がいたりします。私が「MIDNIGHT 2 CALLみたいですね」って言っても通じないから、もっと市民権を得てほしいです。
滴が床に落ちるような時間で僕らは生まれ合った
「同じ時代を」の一節。
滴が床に落ちるような時間、という比喩の秀逸さよ。落ち始める地点と床との距離が分からないから厳密には時間は求められない、とかそんな理系脳が吹っ飛ぶくらい直感的、直情的。この歌詞を運んでいるメロディが力強くて、見事にハマっている。滴がー、ゆかー、におちるしゅんかー、んにと、韻を踏んでいるのもカッコいい。さらに、ぼくらー、は、うまー、れあった、というのも韻だ。生まれ合うってすごい言葉ですね。
僕が願うのはほんのわずかな愛も見逃さないこと
「抱き合いし恋人」の、ラストサビ。優しいメロディに優しい言葉。とても素敵なフレーズです。こんな風に生きていきたいですね。
いかがでしたでしょうか。一人でも多くの方にASKAの素晴らしさが伝われば、これ以上の喜びはありません。