モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『るろうに剣心 伝説の最期編』

楽しみにしていた続編を見てきました。 薫殿のウザさも、佐藤健の格好良さも存分に出ていましたが、普通のアクション映画に落ち着いたという印象。 前作のあの高揚感はなく、ラストに向けておとなしく下山するのをただ見守るといったところでしょうか。 何が…

迷路館の殺人/綾辻行人

綾辻先生の館シリーズ3作目『迷路館の殺人』です。読者は当然『十角館の殺人』『水車館の殺人』の衝撃に引きずられて、身構えております。もう騙されまい、でも騙されたい、という複雑な読者の期待にどう応え、どう裏切るのでしょうか。 結論から申しますと…

野心のすすめ/林真理子

ちょっと前に話題になった新書です。 低位安定志向に偏った現代の若者の価値観にキックを喰らわせる指南書。 本屋の本を持ち込めるスタバで立ち読み(座り読み)。 3行でまとめると ・高い目標を掲げないことには、中くらいの達成もなし得ない。 ・一流の人…

水車館の殺人/綾辻行人

これぞ本格推理小説! 万人に自信を持ってお勧め出来る傑作中の傑作です。 『十角館の殺人』の”ミステリー界に革命を起こした一行”に続く館シリーズ第二作がこの『水車館の殺人』です。あの革命的小説に続く作品ですので、読者は相当の期待を持ってこのミス…

呪いの時代/内田樹

月1冊を超えるペースで本を出し続けている内田先生、さすがにTwitterでもお疲れの色を見せておりました。この本は2008年から震災後くらいまでのエッセイをまとめたもので、結論としてはいつもと同じことを言っているのですが、この本は非常に面白かったです…