モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2016-01-01から1年間の記事一覧

逆に今聴きたいChageの曲5選

Chageの曲を聴いてみよう、逆に。良い曲たくさんあるのです。私はCHAGE&ASKAのファンであり、ASKAのファンですが、2年に一日くらいChageの曲しか聴きたくない日があるのです。Chageの曲ってなんか耳にまとわりつくねちっこさがあって癖になるのです。Chage…

若者の退廃と虚無感を感じる『銃』 中村文則

銃 (河出文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/07/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る暴力団が落とした銃を手にすることで心が蝕まれていく大学生の青年の心模様を丁寧に描いた作品です。…

映像向けだと分かる『林修の仕事言論 壁を破る37の方法』

林修の仕事原論 (青春新書インテリジェンス)作者: 林修出版社/メーカー: 青春出版社発売日: 2016/11/02メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る初耳学を観て、こんなに頭の良いひとがこの世界にいるのかと感嘆しました。番組が用意した知識を知って…

コンサル系のビジネス書二冊

47原則―――世界で一番仕事ができる人たちはどこで差をつけているのか?作者: 服部周作出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/07/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の…

夢追い人を量産しよう『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』  西野亮廣

この前の『めちゃイケ』。ナイナイ岡村とキンコン西野の中身が入れ替わる話。ひさびさに感心するほど面白かったですね。やっぱり、こうやって時間をかけて、色々な人を巻き込んで作り上げる番組は本当に面白い!こういう番組ばかりになれば、テレビ離れを抑…

嫌いなあの人を少し好きになる本『私とは何か 「個人」から「分人」へ』 平野啓一郎

良本の定義は「今まで知らなかった世界の見方を提示してくれること」です。良本を読む前と後では、まわりの世界が一変します。大袈裟ではなく。一変するものです。 そういう意味でこの本は素晴らしい良本です。 私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社…

アラサー以上の人が結婚するためには

結婚したいけど出来ないというアラサー以上の方と話をしていると結婚に対する認識が根本的に間違っていることに気づいたので、発想の転換の仕方をここに提案いたします。 内田樹先生もよく仰るように、結婚は幸せになるためにするものではなく、不幸のドン底…

月と六ペンス サマセット・モーム

英文学の古典『月と六ペンス』を読みました。 月と六ペンス (新潮文庫) 作者: サマセットモーム,William Somerset Maugham,金原瑞人 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/03/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 天才画家ストリックラン…

桑田佳祐のコード進行の特性について

このブログで桑田佳祐の音楽について触れられていたのを読んで、私も気になっていたことを思い出しました。dankantakeshi.hatenablog.comたぶん、この方は音楽そのものも桑田佳祐もこよなく愛しており、音楽理論もご存知の方だと思うけど、ちょっと気になっ…

真の絶望は愛情から生まれる『遮光』/中村文則

遮光 (新潮文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/12/24メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る幼いころに両親を亡くした主人公。大学生になり出逢った彼女も交通事故で亡くす。彼女が亡くなったことを…

ASKAの心に突き刺さるフレーズ5選

最近、ASKAに関する記事がよく読まれているようです。 みんなASKAのニューアルバムを早く聴きたいんですね。涼しい気候とASKAの楽曲との相性が良いせいかも知れません。私も最近、ASKAの曲ばかり聴いています。 ということで、今回は私の心に突き刺さったASK…

中二病につける唯一の薬『迷宮』/中村文則

読み過ぎ。うん、わかってる。バランス悪いくらい読んでいる。分かっている。でも、『土の中の子供』『最後の命』はキツかったけど、この本は大丈夫!迷宮 (新潮文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/03/28メディア: 文庫この商品を含む…

生きることは愛情を失い続けること『最後の命』 / 中村文則

もう辛い。中村文則の本、辛い。最近元気が湧かないのは中村文則の小説世界に自分の人生を取り込まれているからに違いない。 でも読まずにいられない。登場人物がどんなことを思い、何を感じ、どう生きていくのか見届けずにいられない。 最後の命 (講談社文…

土の中の子供 /中村文則

虐待された過去を持つ主人公の一人称語り小説です。中村文則の源流的な作品と言っていいかもしれない。 土の中の子供 (新潮文庫) 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/12/21 メディア: 文庫 クリック: 21回 この商品を含むブログ (29件) を…

It's a wonderful world 『教団X』 / 中村文則

毎回、同じ事を言っているようですが、毎回異なる感動に突き動かされています。 凄まじい本です。しばらく他の小説を読みたくなくなるほど。 教団X 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/12/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (23件…

介護の仕事のイメージが変わった

昨日、ジムでウェイトトレーニング&プールで100m*5本を泳いだ後、ジムについている大浴場に行きました。サウナと水風呂の2セットは私の人生の至福の時間です。これ以上、気持ちのいいことがあるだろうか、いやない。サウナには小さなテレビが置いて合って、…

幸せの本質とは?『悪と仮面のルール』/中村文則

中村文則が止まりません。仕事は朝から晩までめちゃくちゃ忙しい。家は毎日、嵐が吹き荒れる。身体は毎朝悲鳴をあげ、世の中は悲惨なニュースで溢れている。でも、通勤の電車で、お風呂の中で、寝る前のベッドで、休日に朝食をとりながら、中村文則ワールド…

あなたの価値観をぶっ壊す解体小説!『王国』/中村文則

私の価値観をぶっ壊した小説『掏摸』の姉妹小説です。王国 (河出文庫 な)作者: 中村文則出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/04/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る社会的要人の弱みを作り出す闇の仕事に従事する主人公、ユリカ。 バ…

思い出したくない過去を持つ人は絶対読むべき『何もかも憂鬱な夜に』/中村文則

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/02/17メディア: 文庫 クリック: 43回この商品を含むブログ (28件) を見るハマりまくってます中村文則。この本も一気読みです。 施設で育った主人公は刑務官。同じ施設で…

あなたを塗り替える小説『掏摸』/中村文則

本を読むのが好きというと、若い頃は「偉いね」と褒められることがありました。今でも先輩や上司に「今時本を読むやつは珍しいな」と言われたりします。でも、私にとって読書はご飯を食べたり、歯を磨いたり、風呂に入ったりするのと同じように、当たり前に…

無意味な無限論に終止符を!『無限論の教室』/野矢茂樹

無限論の教室 (講談社現代新書)作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/18メディア: 新書購入: 24人 クリック: 198回この商品を含むブログ (167件) を見る 野矢茂樹先生の無限論講座です。文系大学生がへんてこな先生から講義を聞いていると…

エロ怖『去年の冬、きみと別れ』/中村文則

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/04/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る現代の全力小説家、中村文則の作品です。 女性二人を焼き殺した死刑囚の男とその姉。その男の半生を描こうとする「…

HARD THINGS / ベン・ホロウィッツ

実はこの本、昨年、先輩から借りてざーっと読んだことがありました。 HARD THINGS 作者: ベン・ホロウィッツ,小澤隆生,滑川海彦、高橋信夫 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2015/04/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る でも、その当…

純愛映画の最高峰『君の名は。』

『君の名は。』を観ました。 ちょっとネタバレしますので、見ていない人は注意してください。 泣きました。 そのストーリー展開にではなく、その風景の美しさにではなく、その状況を盛り立てる音楽にでもない。ただ、その純愛に涙したのです。 確かにストー…

ニュースのなぜ?は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問

ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)作者: 茂木誠出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2015/12/05メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る世界情勢を分かりやすく語ることってとても気持ち良いんです。あぁ…

夜明けの街で 東野圭吾

夜明けの街で (角川文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/07/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (105件) を見る深キョン主演で映画化された不倫ミステリー小説です。優しくも…

シン・ゴジラが怖すぎた件

シン・ゴジラを観ました。 最近のはてな界隈では、どこもかしこもシン・ゴジラの話題で持ちきりです。エヴァQが上映された時も同じ空気感でしたね。様々な考察が出されて、あぁでもねぇ、こうでもねぇと議論が白熱していました。私はこの感じ好きです。 コン…

最近読んだラノベ

色んな本を読みます。最初に本を読み始めたのは国際政治の本でした。中国を読み解く!とかロシアの不思議!とか。当時は海外に憧れていたので、日本を捨て、どこの国で働こうか考えるために、そんな感じの本ばかり読んでいたのです。その後、司馬遼太郎の歴…

カルドセプトとシーザー・ミラン

最近ブログを全然更新出来ていないのには3つ理由があります。1つ目、カルドセプトリボルトが面白すぎる。 ニンテンドー3DSのソフト、カルドセプトリボルトにハマりすぎていました。ここ一か月、ほとんど本も読んでないし、テレビも見ていないのです。もう無…

30歳になって20代前半から変わったこと

先日、30歳の誕生日を迎えました。29歳の誕生日から「もう実質30歳だ」と思いながら過ごしていたため、ついに30歳になったという感じはしません。これを先取り加齢法と呼びます。ショックを和らげるのに有効ですので、歳を取りたくないと思っている方にお勧…