モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

ミステリーの古典にして最高傑作と名高い本作、今更初めて読みました。ミステリー好きを自称している訳でもないですが、一応、綾辻行人とか森博嗣とかは好んで読んでいるので、ミステリーの系譜を知りたいと思いました。 今では当たり前の様になった舞台設定…

ゆれる

邦画の名作と名高い『ゆれる』を観ました。噂に違わず、凄い作品です。 オダギリジョー扮する主人公、猛は東京で売れているプロのカメラマン、一方、香川照之扮する兄の稔は地元の山梨県の片田舎で家業の小さなガソリンスタンドをついで細々生きています。母…

きみに読む物語

ミスチルのファン会報誌で桜井さんが好きな映画を聞かれて『きみに読む物語』とさらっと答えていたので、見ない訳にはいきません。 『きみに読む物語』というくらいなので、映画の中で本(物語)が読まれる形でメインの物語が進みます。本の内容が進むように…

平原綾香 10th Anniversary CONCERT TOUR 2013 ~Dear Jupiter~

[caption id="attachment_1444" align="alignnone" width="225"] 曲目[/caption] 今年も行ってきました。2011年に初めて行ってから、すっかり魅了されて毎年ツアーを観に行っています。今回は大阪、フェスティバルホール、席も広く音響も素晴らしい良い会場…

橋ものがたり/藤沢周平

巨匠、藤沢周平による橋が主題の歴史小説です。なるほど、橋というのは川を渡る時に必ず通る道、なので周辺の人間が必ず寄るところであるし、常に人が行き交う交流の場なのです。当然そこには人々の出会いや別れを巡るいろんな想いが刻まれています。 この本…

脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

内田先生の新刊です。元大阪市長の平松邦夫さんが開いた4回のシンポジウムの記録です。内田先生の他のパネリストには、盟友、平川克美、哲学者、中島岳志、小田島隆、高木新平、イケダハヤト、と、はてなブックマークをチェックしている人なら大抵聞いたこ…

データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」

今流行のデータサイエンティスト、ビッグデータに関するビジネス書です。実際のアメリカの企業が、どんな情報をどんな風に分析して、どんなアクションをしたか、ということが細かく説明されている良書です。『統計学が最高の学問である』は最低の駄本でした…

Webサービスのつくり方/和田祐介

Webサービスを作ろうと思い立ったのが去年の10月。それからHTML,CSS,PHP,やってWordPressにブログを移管して、最近はJavascriptを勉強中。次はRubyをやろうとしています。 でも、こんなにいろんな言語に手を出してないで、そろそろサービスを作り始めたい…

NOT AT ALL / CHAGE&ASKA

CHAGE&ASKA復活コンサートを待ちわびていたら、ASKAが一過性脳虚血症の疑いがあるとのことで、延期になってしまいました。ファンとしては非常に残念だけど、一日も早く良くなっていつまでも歌い続けてほしいです。ASKAのコンサートのことは書いたことありま…

ボーカロイド的音楽について

浮世絵化するJ-POPとボーカロイド 〜でんぱ組.inc、じん(自然の敵P)、sasakure.UK、トーマから見る「音楽の手数」論 「浮世絵化するJ-POPとボーカロイド」をアメリカ音楽好きはどう読んだか、あるいは僕がレコードを買い続ける理由 「浮世絵化するJ-POPと…

女奴隷は夢を見ない/大石圭

光文社のフェア『こころを紡ぐ物語たち。』として売り出されておりました。タイトルからしてエログロの要素がありそうで、しかもこころを紡ぐくらいの感動があるとすれば、読まない手はありません。 2日間で読めました。タイトル通り、女性が奴隷として売ら…

砂の女/安部公房

50年前以上の作品です。没後20年で特集されていたので、つい手に取ってしまいました。さすが文学史で語り継がれているだけのことはありました。名作です。 SAW,CUBE,嘘神などと同じジャンル、いわゆるソリッドシチュエーションホラーの源流と言える作品か…

純情/玉置浩二

玉置さんの久しぶりのソロシングルです。ジャケットの写真は実の母親だそうです。55歳の男が”母ちゃーん”と叫ぶ歌なので、少し戸惑ってしまいますが、何度も聴いてみて、何歳になっても親への想いは変わらないのかもしれないなと思い至りました。 27歳っ…

今日というこの日を生きていこう/玉置浩二

玉置浩二10枚目のソロアルバムです。前作『スペード』4年の歳月を経て発表されました。『スペード』は玉置さんの苦しみを音楽に昇華したアルバムでしたが、本作は、前向きで明るいポップなアルバムになってます。 1、明かりの灯るところへ まさにアルバ…

スペード/玉置浩二

玉置さん9枚目のソロアルバム『スペード』。アコースティックギターとエレキギターとドラムだけのシンプルで無骨な曲が多い正統派ロックアルバムです。 1、このリズムで めちゃくちゃシンプルながら、アコギの音色が渋くてカッコいいロック。まったく着飾…

GRAND LOVE / 玉置浩二

玉置さんの7枚目オリジナルアルバム『GRAND LOVE』。BigloveでもDeeploveでもないGRANDLOVE。壮大なラブソングというよりもささやかな愛を唄った歌が多いアルバムです。まず、カヴァーがカッコいい!岩に腰掛けギターを掲げる玉置さん、最高に渋いです! 1…