モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

退職しました。

前にも書きましたが、転職先が決まったので、3月31日をもって5年間勤めたメーカーを退職することとなりました。すでに有休消化に入っており、悠々自適な有閑貴族、満喫中です。来週からちゃんと働けるか心配です。 もう働いていた会社の記憶が遠のき始め…

ドラえもん 新・のび太の大魔境

映画観てきました。最近、毎年ドラえもんの映画を観にいっていますね。 大魔境は旧ドラ映画の中で最も気に入っている作品なので、期待大で観ましたが、期待を裏切らない良い作品になっていました。 旧ドラがうまく描いていてたガキ大将ジャイアンの葛藤もし…

本当の仕事の作法

いつもの3人の鼎談本です。2冊目かと思っていましたが、実は3冊目なのですね。原発関連の本を先に出していて、それをまだ読んでおりませんでした。 内容は、世界が広がるというよりは、いつもの論旨を反復して確認する感じです。大人のふるまいとは、とか…

一神教と国家/内田樹、中田孝

内田先生とムスリムで元同志社大学教授の中田孝さんの対談本です。内田先生の専攻はレヴィナスなのでユダヤ教について一定の知識はお持ちです。そこでムスリムの中田さんとユダヤ教の哲学者を師と仰ぐ内田先生が、イスラームとユダヤ教とキリスト教について…

君のためなら千回でも

まずタイトルが素晴らしいですね。『君のためなら千回でも』、ひた向きさ、力強さ、不器用さ、優しさが溢れてくる言葉です。 アフガニスタンに住む富豪の息子と召使いの息子の友情と再生の物語です。全てをかけて友情を注いでくれる才気溢れる召使いの息子ハ…

川あかり/葉室麟

ほっこり系時代劇です。本屋のランキングに入っていたので衝動買い&読み。藩内の権謀術数の企みなど感心するほど、細かい事情設定がされ、ぐいぐい読めます。 ただし、武士として生きること、うんぬんのところは良くわかりませんでした。武士同士の討ち合い…

JUNO

数々の映画賞を受賞し、TSUTAYAのどの店舗にも3、4本置いてある映画『JUNO』観ました。これだけ推されていればいずれ観ることになると思っていましたが、引っ越し間近のこんな忙しい時期に観てしまいました。 はっきり言って、なんでこんなに評価されてい…

峻烈な反ミステリー『人喰いの時代』/山田正紀

SFの大家、山田正紀の反ミステリー小説です。そんなに新しい本ではないですが、本屋で大きくポップが飾られていたので乗せられて買ってみました。 小さなミステリーの連作が続きますが、最後にちょっとしたカラクリがあります。そのカラクリは今までの世界が…

里山資本主義/藻谷浩介、NHK広島取材班

新書『デフレの正体』で一躍脚光を浴びた藻谷浩介さんの最新本です。前作では、不景気の正体は生産労働人口の低下であることを指摘し、その解決の為には女性を活用すべきという非常にクリアな論旨を展開しました。 この本は、グローバル時代におけるマネー資…