モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

世界は分けてもわからない/福岡伸一

前作『生物と無生物のあいだ』は分野を超えたベストセラーになったのに、その後の本は全然売れていない福岡先生の本です。何でかと思って読んでみると納得でした。 生物学と芸術を結びつけるアクロバティックな論理は健在ですが、扱っている内容が、素人受け…

What I am / 平原綾香

What I amアーティスト: 平原綾香,アラン・ブーブリル,Ayaka Hirahara,Goro Matsui,ニコラス・ファーマカリディス,Miss-art,Akinori Dono,Jean-Marc Natel,アイカ,Takeru Tanabe,ハーバート・クレッツマー出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック発売日:…

12月から最近のこと、転職について

バタバタして、あまり書く時間がなかったのですが、久しぶりに日記を付けたいと思います。 11月の末に、ある会社の就職説明会を受けました。転職活動本格化宣言は以前にしましたが、どの会社もweb申し込みの時点でお祈りされてしまい、全く進展のない状態が…

暇と退屈の倫理学/國分功一郎

この本は、最高に面白いです。早くも2014年最高の読書体験をしてしまったかもしれません。 暇と退屈が人生において、どれだけ重大な問題をはらんでいるかを徹底的に突き詰めて、考えます。人間は暇と退屈を恐れる。それも尋常じゃない仕方で。 暇と退屈に対…

エターナルサンシャイン

何の予備知識もなく観て欲しい。非常に素晴らしいテーマを扱った映画です。 一つだけ不満を言うとケイト・ウィンスレットがごつ過ぎて、あんまり可愛く思えなかった…。 ワガママで下品で豪快で自由だけど、とっても魅力的なクレメンタイン役(ケイト・ウィン…

心にモヤモヤをもたらす映画『ミスト』

言わずと知れたSFホラーの金字塔『ミスト』です。 突然、街が霧に包まれ、怪物に教われる単純な設定ですが、避難場所であるスーパーマーケットで繰り広げられる人間ドラマが憂鬱になるくらい深い。 共通の敵が出来れば人々は結束する、というのが人間の本質…

ハングオーバー!

お正月にDVDを観ました。噂に負けず、最高の映画です! 結婚式の前に独身最後の夜を友人と過ごす『バチェラーパーティー』というものがあるらしく、それをやらないと非難されるほど、米国では根付いたものらしいです。 そのバチェラーパーティーでハメを外し…

海賊と呼ばれた男/百田尚樹

第10回本屋大賞を受賞し、150万部突破したという本書。出光興産の創業者、出光佐三をモデルにした歴史経済小説です。上下巻あって、かなり長いです。 そこそこ面白い小説ですが、そこまで人を熱中させる魔力を持った話ではない気がします。たしかに、この…