世界は分けてもわからない/福岡伸一
前作『生物と無生物のあいだ』は分野を超えたベストセラーになったのに、その後の本は全然売れていない福岡先生の本です。何でかと思って読んでみると納得でした。
生物学と芸術を結びつけるアクロバティックな論理は健在ですが、扱っている内容が、素人受けしないのです。難しいというか、あまり興味を持てない、マニアックと言う感じでしょうか。
随所に、おっと思う考察がちりばめられていますが、世界観が変わるほどの衝撃はありません。 まだ読んだことない人は『生物と無生物のあいだ』を読んだ方が良いですね。