モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

29歳の誕生日

先日、29歳になりました。20代最後の歳です、26〜28って同じ20代後半って気分であまり歳をとった気がしなかったのですが29歳になると、もう30代の仲間入りした気分になり、歳をとった実感が湧いてきました。

最近、あんまり元気がないように感じます。本を読んでも、映画を読んでも、飲み会に行っても、前ほど全力で楽しんでいないというか、どこか心が沈んでいるような気がするのです。これが歳をとったということなんだろうか。どんどん可能性が狭まって、見えてきたちっぽけな自分の人生と変えられない自分の欠点にガッカリしているのかもしれません。繰り返される日常や物語や会話の型に少し飽きてきたのかもしれない。そもそもなんだか楽しく感じられないのは、人間関係をうまく構築できていないところにも原因がある様な気がします。この負の気分を打破するには、今までと違う角度で相手に興味を持ってみる、相手に感謝する、相手を褒める、っていうのが大事だと気付きました。今年からちょっと変われるように意識してみよう。

さて、話は変わって、去年の誕生日も一昨年の誕生日も「webサービスを立ち上げる」と息巻いておりながら、全然進んでおりません。本当に情けないです。結婚をして引越しをして、通勤時間が増え、家事が増え、自分の時間が減ったので1日1時間もパソコンに向かう時間が取れません。少しづつ作り込もうとしても、すぐにわからないところが出てきて、webで検索してはtry&errorを繰り返す日々。ログイン認証を作り込むだけで半年も要してしまった・・・。

こりゃいくら時間があって、たどり着けないなと思っていたところ「Tech Academy」という会社を見つけました。この会社がオンラインブートキャンプというエンジニアリング育成プログラムを開催しているらしく、これに参加しようかと考えています。お金を払って、メンターをつければ、怠け者の自分でもやらざるを得なくなるんじゃないだろうか。

そこまでして、自分は何をしたいんだ、というのが本当は最初に考えなきゃいけない問題なのです。このwebサービスを使って起業したいのか、それともエンジニアリングの技術を磨いてそっちの世界で行きたいのか、それともただの趣味なのか。今の仕事で満足しているのか、本当は自分はどんな人間になりたいんだろう。30手前にちゃんと考えなきゃいけないような気がしています。

今の会社にいて、仕事をこつこつやって、出世競争を勝ち抜いて偉くなるっていう道も楽しいかもしれない。ほどほどにやってほどほどの地位で安住するのも良い。でも、会社にとらわれない人生だってあり得る。

今の仕事内容は全然面白くないんだけど、仲間と一緒にいる、というのだけが救いになっている。昨日も仕事の仲間たちとアホみたいに六本木で朝まで騒いでいた。誰かと一緒に時間を共有できるというのは本当に幸せなことだとしみじみ思う。こうやって仕事であった仲間たちと時々ストレスを発散しながら、目の前の仕事をコツコツやっていく人生も良いのかもしれない。

でも、と思う。本当にこれでいいのかしら。人生は一度きりなのに。すでに先がある程度見えている人生を選択しても良いんだろうか。一方、結婚をしてマンションのローンを背負いながら、全くわからない世界に踏み出して良いんだろうか。

このブートキャンプでしっかりwebサービスを立ち上げて、その運用がどうなるかで自分の人生の道筋を決めていこうかと思う。毎年同じこと言ってるるけど、来年こそは、30歳になるまでには、何か結果を残したい!!