パナマ文書問題のアホらしさ
最近、話題になっているパナマ文書問題。
個人や法人の名前が公開され、日本企業の名前も挙がっていると言う。
この騒動に関してはホリエモンが言うとおり「合法なのに、騒いで何がしたいの?」と思う。
企業は利益の追求をしても良い。もちろん納税もしなくてはならない。でも、ルールに基づいてだ。ルールに基づいて納税しているのであれば、何にも問題はない。持っている金を全て納税しなくてはならない、なんていう道理はない。それでは企業は存続していかない。ルールに基づいて納税していればそれで良い。
我々個人レベルでも、保険控除やら医療控除やら扶養控除やらを受けている。合法的に。それを「節税目的だ!」と批判しても仕方ないでしょう。
中小企業が利益を多く出した場合でも、法人税対策のために、機械資産を購入し、100%減価償却する、なんて当たり前の経営判断だ。そんなの全員がやっている。国もそれを認めているから中小企業向けの特別償却なんてものが存在する。そうやってお金を使わせて、経済が回っている。
大企業だからダメなのか。CSRが叫ばれている中、大企業には社会的責任があるから、自分たちの利益を度外視して納税しなくてはならないのか。
でも、メガバンクなんて失われた20年の中、不良債権の立て直しによる繰越欠損金があり、15年納税をしてこなかった歴史がある。それはルール上問題ないから叩かれなかった。みんなそれくらいの理解はあるのだ。
じゃあなんで、パナマ文書は叩くの?
この騒動を例えると。
アイドルには学生時代イケメンの彼氏がいました
寿司職人は毎日トイレでお尻を拭いています
と吹聴するのに似ている。
そりゃアイドルだって彼氏くらいいるよ。そんなに可愛いんだから。
そりゃ寿司職人だってトイレは行くよ。生きてるんだから。
大人なんだからその事実を認めよう。騒ぎ立てるから嫌な気持ちになるのだ。佐々木希は彼氏の前であんなことやこんなことしてるのかと思うと元気なくなるでしょ。寿司職人はトイレ行った手で寿司を握っているんだと思いながら、寿司を食べても美味しくないでしょ。でも、佐々木希にも彼氏はいるの。寿司職人だってトイレ行くの。仕方ないの。そういうものなの。我々が大人になるしかない。
ニュースにはパナマ文書に名前が挙がっていた大企業の経営者のインタビューが乗っていた。
当然のように全員「租税回避のためではなく、事業投資目的です」と答える。
当たり前だ。仕方ないんだ。そういうもんなんだ。