未婚社会の決定本『普通のダンナがなぜ見つからない?』
ものすごく論理的にあなたが結婚できない理由を説明してくれる本です。めっちゃ面白いです。めっちゃ、おも、しろいです。むさぼるように読みました。既婚者男性でも面白いんだから、未婚女性は必読と言えると思います。でもタラレバ娘級に、劇薬なので服薬には注意が必要です。
- 作者: 西口敦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/05
- メディア: 単行本
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普通の年収、普通の会話力、普通の容姿、普通の学歴、普通の身長、普通の家系、普通の企業、普通の地元、普通の兄弟、なんて普通の条件を掛けあわせていくと、あっという間に条件に合う人がいなくなってしまう話だったり
「若い時に綺麗でモテた人」ほど「バリバリイケてる大人の男性」に口説かれ過ぎて「良いレストラン」、「ロマンチックなシチュエーション」、「積極的なアプローチ」に慣れてしまい、売れ残りになってしまう話だったり、どれも納得のいくものばかり。
とにかく面白い。
こういうのを読めば読むほど思う。タラレバ娘を読んでも思う。奥さんの独身の友人の恋バナを聞いていても思う。
もう誰も結婚できねーんじゃないかな。まじで。
はい!いま独身の人ー、ここからはもう出来ませんよー、おわりー、線引き、びー
っていうくらい出来ない。
だって、みんな自分の人生が大事なんだもん。妥協したくないし、我慢したくないし、嫌なことに巻き込まれたくないんだよ。結婚って妥協して、我慢して、嫌なことを背負い込むことだもん。くれくれって言っている人は絶対に結婚出来ないよ。お互いくれくれじゃ、契約は成り立たないんだよ、世の中の原則だよ。
そこの女子会を楽しんでる御嬢さん、友達に彼氏の同僚紹介してと頼んでるお姉さん、必死に異種懇談会に参加しているご淑女、あなたが何かを「求めている」時点で絶対に結婚は出来ないよ、絶対に。あなたが何かを犠牲にして、自分の一部を与える覚悟がないと。
そこまでして結婚したい?別に幸せになるわけじゃないよ?当たり前だよね、だって婚姻関係なんて紙切れ一枚以上でも以下でもないもん。いつでも破り捨てられるし、いつでも書き直せるものだもん。そんな紙切れ一枚で幸せになれると思う?まだ宝くじの方が期待値高いよ。いつも言ってるように結婚と幸せには因果関係も相関関係もないんだよ。幸せになりたいんなら、全然別の次元で行動しなきゃだめだよ。
でも、本当は与える側に回ることが幸せになる大原則だったりするんだけどね。それに気づかない限り、絶対にあなたは結婚できない。断言する。
いや、私は生涯独身奨励派なんですけどね。