モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

大人の恋愛をしている人が聴きたいASKAのラブソング5選

ASKAは天才です。

メロディメーカーとしても天才ですし、唯一無二のボーカルとしての表現力をとっても天才です。

今回、紹介したいのはその深い恋愛への洞察です。

ここまで男と女の複雑な気持ちに入り込んだラブソングを作る人を私は他に知らない。

ASKAの作った素敵なラブソングは沢山ありますが、中でも大人の複雑な恋愛に入り込んだ名曲を紹介します。

着地点


ASKA - 着地点

間奏のギターソロと大サビの

手を離れた紙飛行機が落ちるまでの時間さ

の流れとメロディラインは神がかってますね。

君と僕ではどっちが悪いんだろう

君と僕ではどっちが痛いんだろう

何度問いかけても頭をぐるぐる巡っていく。

Girl


[MV] GIRL / ASKA


前奏のガットギターの渋い音色、鳥肌が立ちます。ここにドラムの心地よいリズムパターンがハマります。

どう考えても不倫の曲。

愛ならどこにあってもいい、言葉の中にでも涙の中にでも


報われない恋愛をした人なら染みるフレーズですね。


鏡が映したふたりでも


CHAGE and ASKA / 鏡が映したふたりでも

これもGirlと同様アコギのリフが心地よく響きます。

愛する人を愛したいだけ
愛せる日まで愛してみる

というフレーズは後期ASKAのキーフレーズになっていて、コンサートや他の歌の間奏に織り込んだりしています。

コンサートで、さらに続くのが、

いつかうまれてくる自分のために

というフレーズ。最初にきいたときは難解すぎて、頭がいっちゃったのかと思いましたが。最近、いつかうまれてくる自分のためにって、すごい含みを持った言葉だと気付きました。



説明します。




それは、いつかうまれてくる誰か、ではない。自分なのだ。我々は一見、愛するあの人を自分ではないような気がしてるけど、本当は自分なのだ。いつかうまれてくるのだ、自分が。それが自分じゃないと言い切れるだろうか?その人を自分だと思って愛そう、そういう愛だ。



もっと訳わからないことをいうと、時間軸なんて取っ払っちゃうの。あなたはいつか生まれてくる自分なの。あいつもこいつも、本当は全員、いつかの自分なのかも知れない。だとすれば、愛する人を愛して何が悪いのだろう。そういう話だ、たぶん。



C-46


[MV] C-46 / ASKA


[MV] C-46 / CHAGE and ASKA


これはもう説明不要の超名曲です。この歌をモデルにドラマも作られましたね。私もこの曲を聴くと大学時代に付き合っていた彼女のことを思い出します。


上のASKAソロバージョンも万感の思いがこもっていて素晴らしいですが、元祖チャゲアスバージョンも素晴らしい。

特に1番2番3番のサビを聴き比べて下さい。1番2番はChageが下のパートをハモっています。

でも最後のサビはChageは上のパートをハモっているのです。すごい存在感!しかもこのハモりのメロディも綺麗で切ない。これがCHAGE&ASKAと他の凡庸なデュエットとの違いです。

Man and Woman



[MV] Man and Woman / CHAGE and ASKA

この曲は半端じゃない。凄まじい。聴けば聴くほど深みが滲み出る。ASKAの最高傑作のうちの一つと思う。

1番の窓の雫を男女のめぐり逢いと重ねる表現。これが叙景的な叙情詩。
2番の雲の流れをロマンチックに表現する技法は叙情的な叙景詩。

いつの日か生まれてくる自分のためにというキラーフレーズはこの歌で生まれました。

Sky and Land Black and White Dream and Real
傾きあいたい Man and Woman
Right and Left Lie and Truth Night and Day
愛に近づくMan and Woman

というラストに鳥肌が立つ。近づくのはお互いではない。愛にだ。重なることはできない。同化することも出来ない。でも、限りなく近づきたい。それがMan and Womanなんだ。









いかがでしたでしょうか。
え?お前不倫してるだろって?!ち、違いますよ!ドキー!!





不倫はしていないですが、毎日心うろたえる日々で。
ただこの曲たちを聴いて愛の深みを味わうだけで生きてるって感じがするのです。