モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

独立を目指す人に必読のビジネス書『小さなチーム、大きな仕事』

web界隈では伝説となっているビジネス書です。それもそのはず、この本の著者が営んでいる会社37signalsRuby on Railsを開発をした会社なのです。少数ながら天才の集まりで、持続的に利益を出しているモンスター企業です。でも、彼らに通底する哲学は非常にシンプルで誰もが最初は分かっていた合理性に基づいています。

非常に簡潔かつ非凡なメッセージがふんだんに詰まっているのですが、最近の書店ではあんまり見かけなくなりました。梅田のジュンク堂にすらなかったのですから。ビジネス書は代謝が早過ぎて、こんな良書も追いやられてしまうのは悲しい現実です。

一番、心をうったのは『Less is a good thing』という言葉。 私はwebサービスを作ろうとしているのですが、あれも入れたいこれもやりたいとか頭を悩ませておりました。でも、本当に重要なところをシンプルにユーザーに提供するのが一番大事で、他のモノは本当は必要ないってことに気づきました。

人を悩まさず、簡潔に、スマートにかっこ良く目的を成し遂げる製品が一番カッコいい。 あれやこれや訳の分からないソフトが入りまくっている国産パソコンのwindowsより、macの方が明らかに洗練されている。 日記が書けて、グループが作れて、つぶやきが出来て、なんて機能を付けまくったSNSは廃れるけども、ひたすら日記を書き綴るブログは消えない。

ただシンプルなサービスを作れば良いのだ、と気づかされました。 やる気が出来ました。