モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

金色機械/恒川光太郎

夢幻世界を描かせたらピカイチの恒川光太郎先生の最新作!時は江戸、まだ森や山が神秘性を帯びていた時代のSFファンタジー小説です。

女が持つ能力とその運命も、鬼が棲む極楽屋敷も、金色様の設定も、直線に繋げるとちぐはぐだけど、恒川先生の技巧によって、怪しくもどこかさわやかで気持ちのいいファンタジーになります。

多くの説明は不要です。一気読みして下さい。この世界観、ハマります。