モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

下町ロケット

下町ロケット/小学館
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企業小説を書かせたらぴか一の池井戸潤先生のちょっと前の作品で、直木賞を受賞しています。 主人公はロケット開発の研究を挫折し、親の町工場を継いだ佃航平。 従業員200人の中小企業だが、技術力だけは自信がある。しかし、資金のやりくりに精一杯。 そんな佃製作所に大手のナカジマ工業が特許訴訟を申し出てくるのだが・・・。 大企業の汚いやり方に翻弄される中小企業の悲哀、技術力さえあれば、世界を驚かせることができるモノづくりの面白さ、そして何より、仕事とは、生活の糧を稼ぐためではなく、夢を実現するものだ、というメッセージが痛烈に胸を打つ作品です。 小説としてもビジネス書としても面白いので、オススメです。