一日でざーっと読んだビジネス本
本好きあるあるだと思うのですが、歴史小説を読みたい時期、哲学書を読みたい時期、どうしてもドストエフスキーのクドイ文体が読みたい時期など周期的に来るものですよね。ちょっと前までドゥルーズとかニーチェとかに挑戦していたのですが、さっぱりピーマン過ぎてちょっと疲れてしまいました。今は無性にビジネス書を欲しています。酒のつまみにビジネス書、風呂上りにはビジネス書で身体を拭き、大の後にはビジネス書のここぞというところを破って拭いています。その本をメルカリで売れば、私も一流のビジネスパーソンです。
たぶん、今、私、焦っているのです。たぶん、今、私、サラリーマン人生でとても大事な時期なんだと思います。たぶん、今、私、若手と中堅のハザマにいます。半分おっさんの29歳の地図(トゥエンティーナインズマップ)。
アラサーにもなると、言われたことだけをやっていれば良い年次ではありません。全社集会に出て「上がアホなこと言ってんなぁ、けたけた」と笑っていれば済むポジションではない。だからと言って、上司にたてついて、一人で全て切り盛りできるほどの能力も経験もありません。会社を飛び出して今の生活を維持できる自信もない。一方、会社からはじゃんじゃんお金を貰っていて、このままぼんやり過ごしていては、なんだか申し訳ない気がする。
そんな折、ようやくなんとなくやりたいことが見えてきました。でも、今持っている経験や知識だけでは、成功しないのは確か。しかも、何をすれば、やりたいことができるようになるかさえ、分からない。まさに暗中模索。何を勉強してどう動けば良いのか分からず、藁にすがる思いで本を手に取っているのが最近の私。ちきりんさんから言わせれば「自分の頭で考えよう」なんだろうけど、頭で考えるための情報が欲しい、たぶん、今、私、そうなんだと思う。
でも、何か知らんけど、やる気がみなぎっています。ここをどう過ごすかで、今後の仕事との関わり方に重要な影響を及ぼすような、そんな気がしています。(たぶん通勤中に痴漢したら、試合終了だ)
そんなことを考えていた仕事の帰り道、TSUTAYAに併設されているスタバにこもって読んでいたビジネス書が下の3冊です。
『まんがで変わる! 仕事は楽しいかね?』
- 作者: デイルドーテン,「仕事は楽しいかね?」研究会,藤森ゆゆ缶
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はすでに仕事が楽しいので、目から鱗とか新しい考え方とかはありませんでしたが、「こうすると楽しく過ごせるよね」という心構えを再確認できる本でした。20代前半の腐っていた時期に読めばよかった。
まんがで身につく続ける技術
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商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みを作る
商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる
- 作者: 宗像淳
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/12/04
- メディア: 単行本
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さらっと読める本というのは、「一冊の本を読み終えた達成感」を与えてくれるので、実はそれだけで価値があるような気がします。「本の内容」よりも「本を読む」という動作に価値を置くと、多読家になります。私が、多読になるのは「焦っている」「渇いている」時期です。
GW中も何度も本屋に駆け込むと思います。