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凄まじい効果『ゼロ秒思考 頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング』

ビジネス書のベストセラー「ゼロ秒思考」の紹介と実践結果の途中報告です。

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング


まず著書の赤羽雄二さん。実は私と少し職歴が似ている・・・笑
大事なところは似ていないけど、しょうもない方が似ている・・・笑
なので勝手に親近感を持ちながら読み進めました。


「ゼロ秒思考」とは
とっさに適切な考えがまとまった状態で取り出せる思考の状態です。


そうなると
会議でも存在感が出せるし、客先からも頼りにされるし、同僚からも一目置かれます。


つまり”デキる奴”になります。


なぜそんなことが出来るかというと
日々、様々な物事について考えることで、自分の中で思考が整理されるからです。


赤羽雄二さんの素敵なところは
人間は基本的にみんな頭が良いと信じているところです。


なかなかそこまでさらっと言い切れる大人はいません。相当のロジックと、確固とした実績が赤羽さんをして、こう言わしめている訳です。マッキンゼーの人がそういうなら間違いないと信じてみましょう、うん。


ではどうやって思考を整理するか。
A4一枚に一つのテーマで1分間考えたことを書いていくだけです。
できれば一日10枚。

書き方、紙・ペンの種類、書類のまとめ方、思考するタイミングなど、細かいことは本書に譲るとして、私が2週間実践して感じたことを少々。


まず、テーマを毎日10個決めるというのがなかなか難しい。と思いきや、やってみると10個どころじゃなく次々出てくるものです。人間、のほほんと生きている中でもさまざまな問題意識を持っているものです。

たとえば、最初に何も浮かばなかったとしたら
”なぜゼロ秒思考トレーニングをするのか”を考えてみます。

1 なぜゼロ秒思考トレーニングをするのか


1-1 いま仕事で抱えている課題を整理したい
1-2 いまプライベートで抱えている課題を整理したい
1-3 頭の回転を早くして仕事で結果を出したい
1-4 頭の良い人間になりたい

一分間でこれくらいの項目が挙げられました。それらを一個一個深掘りしていきます。

1-1 ”いま仕事で抱えている課題とは何か”


1-1-1 会社の新規事業を成功させたい
1-1-2 社内で一目置かれたい
1-1-3 みんなに貢献できる人間になりたい
1-1-4 部の存続が危ういので利益を出したい


こんな感じでテーマがどんどん枝分かれして、どんどん頭が整理されていきます。1-1-1からは"会社の新規事業を成功させるにはどうすれば良いか"とか"成功の定義とは"とかまだまだ深掘り可能です。

1の”なぜゼロ秒思考トレーニングをするのか”という質問を扱うだけでも、考えるテーマは100個以上出てきます。深掘りしていくと1-1の先にも1-4の先にも同じ結論があったりします。そうすると”なるほど、自分はこういう風に考えていたのか”と納得できます。

私の場合は”モテたい”に集約されました。


2週間やってみて、色々な効能が期待できることがわかりました。


1、漢字をかけるようになる
最近、パソコンでしか文章を書かないので漢字を忘れがちです。「冠婚葬祭」とか書けなかったですからね。頭に浮かんだことを漢字で書けるようになるということは、実は意外と大事なことです。頭の引き出しのどこにしまってあるかを探知して、適切にスピーディーに取り出す、ということは漢字もアイデアも同じです。漢字を引き出すトレーニングは思考のトレーニングでもあるのです。


2、マジで思考が早くなる
ゼロ秒思考は常日頃から考えを整理しておくことで、一瞬で回答を用意できるようになることが狙いです。なので、まだ考えたことのないテーマについては弱い、と思いがちですが、実はここでも効果を発揮します。常に限られた一分間という時間の中でアイデアを出し、文章化するプレッシャーを受けているので、会議でも、打ち合わせでも頭がぎゅるんぎゅるん働きます。とっさに何か考えを出せるようになってます。亀仙人の甲羅を脱いだ悟空のような驚きです。


3、悩みが減る
自分は深刻な悩みを抱えていると感じていても、その問題点を細分化して文章化すると、「え?こんなしょうもないことで悩んでいるの?」と思えてきます。私の場合、「もうダメだこれはにっちもさっちもいかん」と思っていたテーマを深掘りしてみたら、”キャバクラに行けば全て解決”という結論になりました。


良いことしかない。「筋トレは全てのソリューションである」「好きなようにしてください」に次ぐ、素晴らしいビジネス本です。

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