自らのありかたに疑問を持ち始めた元参謀陸軍参謀の商社マン壱岐正。
だんだんと彼らしい大局観を取り戻しながら、社内で敵対する勢力とうまく調整し、近畿商事を盛り立てていきます。ただ、仕事がうまくいけばいくほど、家庭がうまくいかなくなるのが、いつの時代でも真理なのでしょうか。
献身的に尽くしてくれる妻に辛くあたってしまった結果が・・・。
非常に切ない中盤。そして軍人壱岐正が、男になる終盤。
フォードといすゞ自動車の事業提携をモデルに展開される話ですが、社内の敵対勢力や晩年の色恋などが多く描かれ、だんだん島耕作っぽい展開になってきました。