南の子供が夜いくところ
恒川光太郎の作品は高校の時から知っている。
『夜市』と『雷の季節の終わりに』はどちらも独特な世界観に引き込まれて好きだった。
これは今年でたのかな、たぶん一番の新作。
また恒川ワールド全開か・・・
と思いきや・・・
どこの国にも属さない不思議な南の島で起こる不思議な出来事っていうのはまぁ良いんだけど・・・
それぞれの話が小さくまとまりすぎていて、本一冊読んだ満足感がなかった。
結局、小さな物語が集まっただけ、それを結びつける何物かがなかった・・・
独立した事象がたくさんあったけど、なぜそんなことがありえるのかも分からない。
この島のルールがよく分からなかった。
雰囲気を楽しむ本なのかな。
あんまりだったな。
恒川光太郎の本はもう読まなくなりそうだ。