モフモフになれたら

本と映画と仕事と考えたこと

2013-01-01から1年間の記事一覧

大型犬と家と墓参り

先週、ふらっと入ったペットショップに珍しくバーニーズマウンテンの子犬が居て、めろめろになってしまいました。いつかこんな大型犬に囲まれて生活したいなぁとぼんやり考えていたら、そのためには家が必要と思い、またふらっと近所の住宅展示場へ行ってき…

大人のいない国/内田樹・鷲田清一

内田先生の対談とエッセイが乗っています。これは、と思った箇所を抜粋します。 p24鷲田 会社っていうのは入ったら誰でも出来る仕事しかさせてもらえない。どこの馬の骨だかわからない人に、その人しかできないようなことをさせるなんて、そんなリスキーな…

アクロイド殺し/アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティーの作品、二作目です。『そして誰もいなくなった』で受けた衝撃が忘れられず、三冊衝動買いしてしまいました。 この『アクロイド殺し』はアガサ・クリスティーの人気作ランキングで『そして誰もいなくなった』に次ぐ不動の二位にランクイ…

人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか

ちょっと前に、本屋の先頭にならんでいたビジネス本です。このジャンルは代謝が速いので、もう端っこの方に追いやられているかもしれません。角川の株主優待でいただきました。 タイトルの「死んだ馬」とは、今死んだような気持ちで従事している仕事のことで…

祝3周年!

このブログも今日で3周年を迎え、4年目に突入です。私も27歳になりました、ビックリです。 この一年間で本を60冊読み、映画を37本観ました。 去年とほとんど同じペースです。ということは、本ばかり読む時期、映画をまとめて読む時期、他のことで忙し…

風立ちぬ

最新ジブリ映画『風立ちぬ』観てきました。 以下、少しネタバレですので、まだ観ていない方はご注意ください。 まず、声優の庵野秀明さんの演技が完全に棒です。あえて、ぶっきらぼうで淡々とした声を使いたかったのかもしれませんが、それにしても棒過ぎる…

最近の夢の話

7月からやたら仕事が忙しい…。 元々、やりがいはなく、給料は安い、けれど楽で早く帰れる、というだけが取り柄の仕事でした。 その唯一の取り柄がなくなり、やりがいはなく、給料は安い、忙しい仕事になりました。御陰で本は進まず、パソコンは勉強はできず…

サザンオールスターズの最高傑作『さくら』

サザンオールスターズが再始動し、ニューシングルを出しました。相変わらず、あまり振るわない感じの出来なので、真のサザンの復活へ願いを込めて、サザンオールスターズの最高傑作であり、日本のロックンロール界に燦然と輝く伝説のアルバムを紹介したいと…

修業論/内田樹

内田先生の新刊、新書です。メディア論や教育論は「街場の」がつくのに、今回はガチの『修業論』です。メディア学や教育学は専門ではないけど、武道は専門だからでしょうか。 本書は4章に分かれています。1、修業論、2、身体と瞑想、3、現代における身体…

27歳の誕生日

本日、27回目の誕生日でした。25過ぎたくらいから自分が何歳か、ちょっと考えないと応えられなくなってて、今27歳になったと言われても、全然ピンと来ないです。 26、27って一番変わり映えしない一年かもしれませんね。 去年の誕生日はもの凄い暑…

孤宿の人/宮部みゆき

長い間、更新できなかった訳は、この大長編を読んでいたからであります。上下あわせて1000ページの時代小説。実は宮部みゆきの作品を始めて読みました。 舞台は徳川家斉時代、四国の小さな丸海藩という架空の国での物語です。旦那と女中の間に生まれ不遇の幼…

鍵泥棒のメソッド

アフタースクールの監督の作品です。映画公開中も面白いと評判でした。最近、イマイチの映画ばかりだったので、確実に面白い映画を見たかったのです。 主人公、桜井武史は好い加減で飽きっぽく何をやっても中途半端な役者志望のフリーター、自殺にも失敗した…

Adobe Photoshopを格安で手に入れる方法

去年の9月にWEBサービスを作ろうと思い立って、もう10ヶ月。最近はRUBYにも手を出していますが、そろそろ言語の基礎学習を抜け出して、本物のサービスを作リ始めたいと思います。 その第一歩としてWebデザインの必須ソフトPhotoshopをボーナスが出たら買…

カッコーの巣の上で

1975年に発表された歴史的名作と名高い映画です。アメリカ映画ベスト100でも20位にランクイン。TSUTAYAに行けば3本くらいは必ず置いてあります。 あらすじ。 刑務所での強制労働を逃れるために精神病の振りをした主人公、マクマーフィーが彼の破天…

そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー

ミステリーの古典にして最高傑作と名高い本作、今更初めて読みました。ミステリー好きを自称している訳でもないですが、一応、綾辻行人とか森博嗣とかは好んで読んでいるので、ミステリーの系譜を知りたいと思いました。 今では当たり前の様になった舞台設定…

ゆれる

邦画の名作と名高い『ゆれる』を観ました。噂に違わず、凄い作品です。 オダギリジョー扮する主人公、猛は東京で売れているプロのカメラマン、一方、香川照之扮する兄の稔は地元の山梨県の片田舎で家業の小さなガソリンスタンドをついで細々生きています。母…

きみに読む物語

ミスチルのファン会報誌で桜井さんが好きな映画を聞かれて『きみに読む物語』とさらっと答えていたので、見ない訳にはいきません。 『きみに読む物語』というくらいなので、映画の中で本(物語)が読まれる形でメインの物語が進みます。本の内容が進むように…

平原綾香 10th Anniversary CONCERT TOUR 2013 ~Dear Jupiter~

[caption id="attachment_1444" align="alignnone" width="225"] 曲目[/caption] 今年も行ってきました。2011年に初めて行ってから、すっかり魅了されて毎年ツアーを観に行っています。今回は大阪、フェスティバルホール、席も広く音響も素晴らしい良い会場…

橋ものがたり/藤沢周平

巨匠、藤沢周平による橋が主題の歴史小説です。なるほど、橋というのは川を渡る時に必ず通る道、なので周辺の人間が必ず寄るところであるし、常に人が行き交う交流の場なのです。当然そこには人々の出会いや別れを巡るいろんな想いが刻まれています。 この本…

脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

内田先生の新刊です。元大阪市長の平松邦夫さんが開いた4回のシンポジウムの記録です。内田先生の他のパネリストには、盟友、平川克美、哲学者、中島岳志、小田島隆、高木新平、イケダハヤト、と、はてなブックマークをチェックしている人なら大抵聞いたこ…

データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」

今流行のデータサイエンティスト、ビッグデータに関するビジネス書です。実際のアメリカの企業が、どんな情報をどんな風に分析して、どんなアクションをしたか、ということが細かく説明されている良書です。『統計学が最高の学問である』は最低の駄本でした…

Webサービスのつくり方/和田祐介

Webサービスを作ろうと思い立ったのが去年の10月。それからHTML,CSS,PHP,やってWordPressにブログを移管して、最近はJavascriptを勉強中。次はRubyをやろうとしています。 でも、こんなにいろんな言語に手を出してないで、そろそろサービスを作り始めたい…

NOT AT ALL / CHAGE&ASKA

CHAGE&ASKA復活コンサートを待ちわびていたら、ASKAが一過性脳虚血症の疑いがあるとのことで、延期になってしまいました。ファンとしては非常に残念だけど、一日も早く良くなっていつまでも歌い続けてほしいです。ASKAのコンサートのことは書いたことありま…

ボーカロイド的音楽について

浮世絵化するJ-POPとボーカロイド 〜でんぱ組.inc、じん(自然の敵P)、sasakure.UK、トーマから見る「音楽の手数」論 「浮世絵化するJ-POPとボーカロイド」をアメリカ音楽好きはどう読んだか、あるいは僕がレコードを買い続ける理由 「浮世絵化するJ-POPと…

女奴隷は夢を見ない/大石圭

光文社のフェア『こころを紡ぐ物語たち。』として売り出されておりました。タイトルからしてエログロの要素がありそうで、しかもこころを紡ぐくらいの感動があるとすれば、読まない手はありません。 2日間で読めました。タイトル通り、女性が奴隷として売ら…

砂の女/安部公房

50年前以上の作品です。没後20年で特集されていたので、つい手に取ってしまいました。さすが文学史で語り継がれているだけのことはありました。名作です。 SAW,CUBE,嘘神などと同じジャンル、いわゆるソリッドシチュエーションホラーの源流と言える作品か…

純情/玉置浩二

玉置さんの久しぶりのソロシングルです。ジャケットの写真は実の母親だそうです。55歳の男が”母ちゃーん”と叫ぶ歌なので、少し戸惑ってしまいますが、何度も聴いてみて、何歳になっても親への想いは変わらないのかもしれないなと思い至りました。 27歳っ…

今日というこの日を生きていこう/玉置浩二

玉置浩二10枚目のソロアルバムです。前作『スペード』4年の歳月を経て発表されました。『スペード』は玉置さんの苦しみを音楽に昇華したアルバムでしたが、本作は、前向きで明るいポップなアルバムになってます。 1、明かりの灯るところへ まさにアルバ…

スペード/玉置浩二

玉置さん9枚目のソロアルバム『スペード』。アコースティックギターとエレキギターとドラムだけのシンプルで無骨な曲が多い正統派ロックアルバムです。 1、このリズムで めちゃくちゃシンプルながら、アコギの音色が渋くてカッコいいロック。まったく着飾…

GRAND LOVE / 玉置浩二

玉置さんの7枚目オリジナルアルバム『GRAND LOVE』。BigloveでもDeeploveでもないGRANDLOVE。壮大なラブソングというよりもささやかな愛を唄った歌が多いアルバムです。まず、カヴァーがカッコいい!岩に腰掛けギターを掲げる玉置さん、最高に渋いです! 1…